【猫と一緒に暮らせる家】
猫と暮らすご家族のために建てられた、こだわりいっぱいの住宅です。
ご夫婦が一番に考えたのは、「人も猫も、のびのび快適に暮らせる家」。そんな思いを形にすべく、動線や空間づくりに随所で“猫目線”を取り入れました。
家の中には、猫だけが通り抜けできる“猫トンネル”を設置。人の目線には触れにくいけれど、猫にとっては自由に家中を巡るための特別な通路です。さらに、LDKに面したロフト階段の途中には、猫専用のくつろぎスペースを造作しました。そこにはアクリル板をはめ込み、猫が下をのぞき込めるように設計。逆に言えば、キッチンに立つ奥さまが、調理をしながら猫たちのくつろぐ姿を見上げられる——そんな、暮らしに微笑みが生まれるつながりを演出しています。
LDKはオープンキッチンを中心としたレイアウトで、天井は吹き抜け仕様。開放感がありながらも木のぬくもりを感じる仕上がりとなっており、光と風がやさしく通り抜けます。リビングとダイニング、そしてキッチンが緩やかにつながることで、家族と猫が自然と集まり、同じ空間で思い思いの時間を過ごせるよう工夫されています。
また、ロフトには息子さん専用のスペースとして自由に活用されており、秘密基地のようなワクワク感を感じられる空間に。奥には収納スペースも確保しており、普段使わない荷物や趣味の道具などをまとめてしまえる工夫もされています。限られた空間を有効に使いながら、プライベートと機能性を両立した設計です。
このお住まいは、実はまだ進化の途中。今後、リビングの壁面に猫が登って遊べる“キャットウォーク”の設置も予定されています。設置後には、実際に猫たちが遊ぶ様子をブログでご紹介する予定ですので、ぜひこうご期待ください。
猫と共に暮らす家というと「制限が多いのでは?」と思われがちですが、今回の住まいはその常識を心地よく覆してくれます。猫も人も、お互いを感じながら、自由に、快適に暮らせる住空間。その一棟がここに誕生しました。
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場所
熊本県大津町