熊本の地震被害を現地調査して感じたこと|住宅を守る耐震性と日頃からの備え

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はじめに


このたびの地震により被害に遭われた皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。

今回、熊本県内でも特に被害が大きかった地域へ、住宅の被害状況を確認するため現地調査に伺いました。

テレビやインターネットのニュースで被害状況を見る機会はありますが、実際に現地へ足を運び、自分の目で確認すると、改めて地震の持つ力の大きさを感じました。

道路には大きな亀裂が入り、場所によっては地盤が動いたことで地層が見えるような状態になっている箇所もありました。

また、住宅だけではなく、ガソリンスタンドなどの施設でも擁壁が大きく割れ、倒れている場所がありました。

地震による被害は建物だけに限らず、土地や外構、周辺環境にも大きな影響を与えることを改めて実感しました。



●実際に現地で確認した住宅被害

今回は八代、嘉島で現地調査のご依頼をいただいたので住宅の被害状況を確認へ向かいました。

道中、建物が大きく損傷し、倒壊している住宅も何軒かありました。



テレビやSNSで紹介されている場所以外もたくさん被害が起きているのを実感しました。

倒壊していた住宅は、築年数が経過している建物が多く見られましたが、地震による住宅被害は単純に「古いから」「新しいから」だけで判断できるものではありません。

建築された時期の耐震基準、建物の構造、地盤の状態、施工状況、これまでの維持管理など、さまざまな条件が重なって被害の大きさは変わります。

そのため、築年数が経過した住宅だけでなく、比較的新しい住宅であっても、地震後には一度状態を確認することが大切です。


●目に見えない住宅内部の被害

今回の調査では、外観だけでは分からない住宅内部の変化も多く確認しました。

レーザー測定器を使用して建物の状態を確認したところ、柱が大きく変形している住宅もありました。


普段生活しているだけでは、柱がどの程度傾いているのかを確認することはできません。

しかし、専用の機器を使用して確認することで、建物に起きている変化を数値として把握することができます。

今回の調査した御宅では目視でもわかるくらいに柱が倒れており、建具も微動だにしませんでした。もちろん家具等もほぼ倒れており目も当てられぬ状況でした。


また、以下のような被害も確認されました。

・柱や構造部分の変形

・外壁サイディングの割れ

・外壁材のズレや浮き

・室内建具(ドアや窓)が動かない

・壁やクロスの割れ

・床の傾きや違和感


特に、地震後に「ドアが閉まらなくなった」「窓が急に動かなくなった」という変化は、建物のゆがみが原因で起こる場合があります。

小さな変化だからと放置せず、一度専門家に確認してもらうことが重要です。



●地震によって住宅に大きな力が加わる理由

住宅は、地震の揺れに対してただ耐えるだけではなく、揺れによる力を建物全体で受け止める必要があります。

地震の際には、建物に横方向の大きな力が加わります。

その力を受け止める役割を持つのが、柱や梁、耐力壁、基礎などの構造部分です。

しかし、地震の規模や揺れ方によっては、普段想定していないほど大きな力が建物へ加わります。

だからこそ、住宅を建てる段階での耐震設計や、正しい施工が非常に重要になります。



●住宅の耐震性で大切なこと

住宅の安全性を考えるうえで、耐震性能は非常に重要なポイントです。

しかし、耐震性能だけではなく、さまざまな部分が関係しています。

例えば、

・地盤調査と土地の状態

・しっかりとした基礎施工

・柱や梁など構造材の強度

・耐力壁の配置

・接合部分の施工品質

・定期的な点検やメンテナンス


住宅は多くの工程が組み合わさって完成します。

一つひとつの工程を丁寧に行うことが、長く安心して暮らせる住まいにつながります。



●地震後に確認してほしい住まいのポイント

今回のような大きな地震の後は、ご自宅に大きな被害がないように見えても、念のため確認することをおすすめします。

確認していただきたいポイントは、

・基礎に大きなひび割れがないか

・外壁に割れや浮きがないか

・屋根や雨樋に異常がないか

・窓やドアの開閉に変化がないか

・床が以前と違う感じがしないか

・家の周囲の擁壁やブロック塀に異常がないか


などです。

また、地震後すぐには気付かなかった不具合が、時間が経ってから現れる場合もあります。

少しでも気になることがあれば、早めに専門家へ相談することが安心につながります。



●日頃からできる地震への備え

地震はいつ発生するか分かりません。

住宅の耐震性を高めることはもちろんですが、日頃からできる備えもあります。

・家具を固定する

・非常用の水や食料を準備する

・避難場所を家族で確認する

・ハザードマップを確認する

・住宅の状態を定期的に確認する


災害への備えは、特別なことをするだけではなく、普段から少しずつ意識することが大切です。



●地域の建築会社として

今回、実際に被害を受けた住宅を調査し、改めて住まいが家族の命や生活を守る大切な場所であることを強く感じました。

家は、単に雨風を防ぐためのものではありません。

地震などの自然災害が発生した時に、家族が安心して戻れる場所であることが大切です。


私たち吉村建設は、熊本の地域に根ざした建築会社として、新築住宅、リフォーム、住宅点検などを通じて、皆様が安心して暮らせる住まいづくりに取り組んでまいります。

今回の地震をきっかけに、ご自身の住まいについて改めて考える機会にしていただければと思います。


住宅の状態確認や耐震についてのご相談など、お気軽にお問い合わせください。



有限会社 吉村建設

本社 熊本県玉名市松木42-15

電話番号:0968-72-8884

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